四国八十八箇所霊場の折り返しとなる札所で、「中札の霊場」の別名がある愛媛の大寶寺。
43番札所の明石寺からは、約85キロほど距離があるので、難所の1つとされています。
飛鳥時代に、百済から来た僧侶が安置した、十一面観音菩薩像を、明神右京と隼人という兄弟の狩人が見つけ本尊としたのがお寺の起源。
弘仁十三年(822)に、弘法大師が密教三教を厳修し、四国八十八箇所霊場の44番札所としました。
鐘楼が2つあり、1つは第二次世界大戦の戦没者を供養するために建てられたそうです。
昭和九年に近くに住む、石田ソヨさんが、杉の木の根元を掘り起こすように何度もお願いされるので掘ってみると、130枚のお経石と金仏8体が出てきて、当時の石田ソヨさんには、仏様が乗り移っていたのではと言われています。
標高500メートルを超える場所にあるので、車でまわる場合、冬場はスタッドレスタイヤの装備が必要。
大寶寺の情報
名称 | 第44番札所 菅生山 大覚院 大寶寺 |
宗派 | 真言宗豊山派 |
本尊 | 十一面観世音菩薩 |
住所 | 〒791-1205 愛媛県浮穴郡久万高原町菅生1173 |
電話 | 0892-21-0044 |
駐車場 | あり(無料) |
宿坊 | あり(150人・要予約) |
公式HP | なし |
地図
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