香川県の長尾寺は、弘法大師が唐に渡る前に訪れ、旅の安全と成功を祈願したと言われています。
この時に集まった善男善女に護摩符を配ったそうで、今でも寺の伝統として毎年正月七日に「大会陽福奪」の名前で行われています。
大師は帰国後に長尾寺を再訪問し、唐での成功を感謝し、大日経一字一石に写経した供養塔を建てました。
その後、兵火で焼けてしまったり、高松藩主の松平頼重公の命で、天台宗に改宗したりと色々な事が起こります。
本尊の観音像は、讃岐にある主な観音像七体の中でも1番見事と言われるもの。
源義経の側室の静御前が、出家したお寺としても有名で、剃髪した髪を埋めた「静御前剃髪塚」があります。
さて、長かった四国八十八箇所霊場巡りの旅も残すところ後1つです。
長尾寺の情報
名称 | 第87番札所 補陀洛 観音院 長尾寺 |
宗派 | 天台宗 |
本尊 | 聖観世音菩薩 |
住所 | 〒769-2302 香川県さぬき市長尾西653 |
電話 | 0879-52-2041 |
駐車場 | あり |
宿坊 | なし |
公式HP | http://nagaoji.com/ |
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