【愛媛】第58番札所作礼山千光院仙遊寺

愛媛県にある仙遊寺は、「おされさん」の愛称で地元の人をはじめ、お遍路さん達に親しまれています。

起源は天智天皇の勅願により、伊予国守・越智守興公が創寺したのがはじまり。

本尊は天智天皇の守護仏の千手観音像菩薩像なのですが、海から竜登川を昇ってきた竜女が、一刀刻むごとに三度拝んで彫りあげた像です。

後に阿坊仙人という僧が、40年にわたりこの地で修行しますが、ある日突然姿を消します。

そして、消えた仙人は伝説となり、「仙遊寺」と呼ばれる様になったそうです。

しばらく寺は廃寺化していくのですが、平安時代に弘法大師が再築し、多くの参拝者が来る様になりました。

境内には、弘法大師が掘った「お加持の井戸」があり、多くの人達を難病から救ったと言われています。

天然温泉と精進料理が楽しめる、宿坊もあります。

仙遊寺の情報